2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧
(明治大正史(世相篇)(柳田 國男)) 柳田氏は、明治大正期においても、現代的な視点で女性の社会的立場に注目していました。 女性も男性と同じく職業をもち、対等の立場で相協力して社会的生活をおくるべきと考えていました。(下p131より引用) 若い女…
(明治大正史(世相篇)(柳田 國男)) よく言われていることですが、柳田氏流に、日本民族の特徴としての「集団志向性」を以下のように記しています。(下p178より引用) 附和雷同は普通は生活の最も無害なる部分から始まっている。しかしいわゆるお附き合…
(明治大正史(世相篇)(柳田 國男)) 本書の「生産と商業」という章に、現在でいえば「マーケティング」に相当する当時(明治大正期)の風潮の記述があります。(下p109より引用) 輸入には本来註文を取るという仕来たりがなかった。見本を送ってまず相手…
(明治大正史(世相篇)(柳田 國男)) 民俗学者は、庶民の正直な姿を記します。(上p136より引用) いわゆる、鉄の文化の宏大なる業績を、ただ無差別に殺風景と評し去ることは、多数民衆の感覚を無視した話である。 「鉄の文化」を賛美するというのは、ち…
先に宮本常一氏の本を読んだので、その流れで民俗学の関係の本に興味を持ちました。 日本の民俗学といえば、やはり柳田國男氏の著作に触れないわけにはいきません。 以前、氏の著作は読んだような漠然とした記憶があったのですが、どうも思い出せませんでし…
(イノベーションのジレンマ(クリステンセン)) 製品のライフサイクルについては、従来からいろいろなモデルが提唱されています。たとえば、(p228より引用) ウィンダミア・アソシエーツは、「購買階層」という製品進化モデルを作成した。このモデルは、…
(イノベーションのジレンマ(クリステンセン)) クリステンセン氏の立論においては、「顧客の声への対応」がひとつのポイントとなっています。(p80より引用) 「顧客の意見に耳を傾けよ」というスローガンがよく使われるが、このアドバイスはいつも正しい…
(イノベーションのジレンマ(クリステンセン)) クリステンセン氏の説く「イノベーションのジレンマ」のメカニズムは、簡単に示すと以下のようなものです。(p18より引用) 製品の性能が市場の需要を追い抜く現象が、製品のライフサイクルの段階を移行させ…
かなり旬はすぎているのでしょうが、やはり通しで読んでおこうと思って手に取りました。(p7より引用) 企業の成功のために重要な、論理的で正当な経営判断が、企業がリーダーシップを失う原因にもなる。 とあるように、オッと思うようなセンセーショナルな…
いよいよ、「cogito ergo sum.:コギト・エルゴ・スム」です。 ここに至る以前から、デカルトは、自分で明晰に「真」と判明できないものは「偽」とする姿勢を貫いていました。(p45より引用) 当時わたしは、ただ真理の探究にのみ携わりたいと望んでいたので…
さて、デカルトが一から思想の再構築に取り掛かっている最中、そうはいっても、世の中は動いています。その中で暮らしている以上、世の中の様々な事柄との何らかの関わりは避けられません。 そういう時、実生活の中では、「『真』であるか否かが明晰に判明し…
事物の認識に至るための真の方法として、デカルトは「4つの規則」を示します。 「明証」「分析」「総合」「枚挙」です。(p28より引用) 論理学を構成しているおびただしい規則の代わりに、一度たりともそれから外れまいという堅い不変の決心をするなら、次…
デカルトは、年少のころから当時としては一流の教育環境にあり、人文学・スコラ学・医学・法学等を学びました。その後、彼は書物を捨て、旅にでて外部世界でさまざまな経験を積みました。 そういった中でデカルトが抱いていた問題意識は以下のようなものでし…
「方法序説」は、デカルトが41歳のときの書です。 その正確なタイトルは「理性を正しく導き、学問において真理を探求するための方法の話。加えて、その方法の試みである屈折光学、気象学、幾何学」だそうです。 デカルトは、この著作の目的を(p11より引用)…
先に読んだ「ザ・プロフィット」という本のブックリストで紹介されていたので読んでみました。 「ザ・プロフィット」の著者スライウォツキーは、この課題図書により、読者に対して「常識に縛られない自由な発想を促す」ことを目論んだようです。 内容は、190…
「仮説」であるということは、「万人における真実ではない」ということです。 ある人のある見方からすると「真実」に見えるが、他の見方が存在するかもしれないという状態です。 この場合、Aという仮説に対して、Bという反対仮説が想定されます。こういう状…
この本は今でもかなり売れているようです。いつも参考にさせていただいているふとっちょパパさんも紹介されています。 副題は、「思いこみで判断しないための考え方」です。 この本では、繰り返し繰り返し、 「世の中には『確定』したものはないんだ、ほとん…
(ゾウの時間ネズミの時間(本川 達雄)) 生物界には「車輪」がないと言います。(バクテリア類には車輪の機構をもつものがいるらしいのですが)(p68より引用) まわりを見回しても、車輪を転がして走っている動物には、まったくお目にかかれない。陸上を…
(ゾウの時間ネズミの時間(本川 達雄)) この本には、学術的なものの見方や考え方を知るヒントが多く含まれています。 本書の場合は「動物のサイズ」をキーコンセプトとして、種々の視点から生物の設計原理に関する論を進めます。 具体的には、サイズを基…
1992年出版ですが、この年大きな話題になった本です。 タイトルのネーミングが絶妙で多くの人の興味をひきました。 内容は、「サイズ」をキーコンセプトにした変わった切り口の生物学入門書というものです。 いくつかの数式が登場する反面、素人でも「なるほ…
ドラッカー氏の数ある示唆の中で典型的な意思決定といえば、「選択と集中」における「体系的廃棄」の際の意思決定でしょう。(p7より引用) 集中するための原則は、生産的でなくなった過去のものを捨てることである。第一級の資源、とくに人の強みという希少…
ドラッカー氏は、マネジメントに対して「イノベーション」を起こすことを求めます。(p212より引用) イノベーションのためには、七種類の機会を調べなければならない。 最初の四つは、組織の内部あるいは産業の内部の機会である。第一が予期せぬこと、・・…
ドラッカー氏は、企業経営において「マネジメント」というコンセプトを追求し根付かせた張本人です。 そのドラッカー氏によると、「マネジメント」には4つのミッションがあると言います。(p88より引用) マネジメントの仕事ぶりとは、明日に備えて優れた仕…
ドラッカー氏自身も指摘しているように、氏の将来予測が的確なのは、今すでに起こっている未来の兆候を卓越した感性?(高感度アンテナ)で捉えているからです。(p4より引用) 重要なことは「すでに起こった未来」を確認することである。 その「確認」は演…