OMOI-KOMI - 我流の作法 -

For Ordinary People

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ナチュラリスト : 生命を愛でる人 (福岡 伸一)

福岡さんの著作は生物学関係のものもエッセイ的なものもとても興味深く読んでいます。(ちょっと前には、“フェルメール”についても語っていましたね) 多才な方だと思っていましたが、本書の「ナチュラリスト宣言」のパートはちょっと驚きでした。 科学と文…

思いつきで世界は進む (橋本 治)

橋本さんの本は久しぶりです。 小冊子へのコラムをまとめたものなので、読みやすい反面、ちょっとウケを意識したような筆致のところもあるように感じられて・・・少々残念でした。 とはいえ、橋本さん一流の着眼や発想はやはり勉強になります。 思いつきで世…

図解入門よくわかる最新発電・送電の基本と仕組み (木舟 辰平)

知っておきたいテーマに関わる入門書なので読んだ本です。 扱っている分野は今急激に変化している最中なので、情報の現行化には、別の方法で補完が必要です。 しかし、原理やルールはともかく、電力の世界での「単位」のボリュームイメージをつかまないと「…

世界の著名人が伝えていた ヒロシマからの言葉 (佐藤 美由紀)

8月、夏期休暇に1冊は “戦争”関係の本 を読もうと心がけているのですが、今年、滑り込みで読んだ本です。 その中で心に残った書き留めておきたい言葉。 「私は平和のメッセージを用意して来ましたが、原爆資料館を見て、私のメッセージでは言葉が足りないと…

ドラマへの遺言 (倉本 聰・碓井 広義)

代表作である「北の国から」は見たことがないのですが、倉本さんのドラマや映画は気になっていました。(「青春とはなんだ」「これが青春だ」「浮浪雲」といった作品も手掛けていたんですね) この本を読むと、倉本さんのドラマ制作への気概、セリフへのこだ…

監査役監査の基本がわかる本 (新日本有限責任監査法人編)

眼前の必要性に駆られて読んだ本です。 この分野に関しては、知識もなければ意識も弱いので、一日も早く「知識」だけでも頭に入れなくてはなりません。知らないことだらけなので、すべてのことが役に立ちます。 監査役監査の基本がわかる本(第3版) 新日本有…

俺たちの定年後 - 成毛流60歳からの生き方指南 - (成毛 眞)

こういったテーマの本は好みではないのですが、「成毛眞さんならどんなアドバイスをするのだろうか」とちょっと気になって読んでみました。 “なるほど”といった示唆も少しはありましたが、たいそうは残念ながら私の想像(期待)とは大きくかけ離れた内容でした…

仕事と心の流儀 (丹羽 宇一郎)

以前、サンデーモーニングという番組で張本さんのコメントが巷の話題になったことがありますが、まさにそういったテイストの本だと感じました。 もちろん、著者の正義感の発露や信念に基づく行動力など、とても勉強になるところもあるのですが、通底している…

なぜ、世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行くのか? (岡崎 大輔)

物足りなさを感じ続けながら読み進めた本ですが、「アート“で”学ぶ」というくだりでようやく少し腹に落ちました。 “「事実」と「解釈」を分ける” とか、“そのように思わせた(解釈させた)理由(根拠)を作品の中から見つけ出す” とかの方法論は、改めて参考…

図解入門ビジネス 最新電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本 (木舟 辰平)

この本も今度の仕事の関係で必要に駆られて手に取った本です。 内容は極めて初歩的なレベルですが、私のような“超初心者”には入門編として十分満足でき、とてもありがたいものでした。2019年3月の刊行なので最新の動向も踏まえていて、一般常識としても頭に…

ほんとうの環境問題 (池田 清彦・養老 孟司)

新しい会社の仕事柄、ちょっと環境問題にも手を伸ばしています。 池田さんと養老さんの著作だけに「論旨」はとても明快です。 課題を“俯瞰的”“大局的”に捉えるというここでの考え方をベースに、巷に流布している(もっともらしい?)言説を自分なりに理解し…

定年前後「これだけ」やればいい (郡山 史郎)

いつもの図書館の新着書の棚で目についたので手にとってみました。 元々こういったHow to的な本は懐疑的に読んでしまうのですが、この本もやはり同じでした。 具体的なアドバイス?の背景にある著者の考え方が、あまりにも旧態依然としたものなので・・・、…

AI vs. 教科書が読めない子どもたち (新井 紀子)

著者の新井先生とは、一昨年、仕事の関係で研究所にお伺いして1時間程度でしたがお話しする機会がありました。 とてもユニークでフランクな方ですね。実務的な課題についての意見交換でしたが、それでも期待していたとおり久しぶりに楽しかったです。 その…

人間の未来 AIの未来 (山中 伸弥・羽生 善治)

羽生善治さんと山中伸弥さんの対談です。このペアリングは素晴らしい、ワクワクします。 内容は、タイトルどおり「AI」がテーマのようでもありますが、私には「AI」を材料にしたお二人の自由な思索の交歓のように感じました。 ものすごく勉強になりますし、…

0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書 (落合 陽一)

気になっていた著者ですが、恥ずかしながら著作を読むのは初めてです。 記された主張についていえば、課題感やベクトルは大いに首肯できるものですが、他の識者の同様の主張と同じく、本書で示された思考や行動を「実施してみたが目的に達しなかった人」「実…

〔映画〕最高の人生の見つけ方

少し前のNHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で“吉永小百合”さんがフューチャーされていました。 その中でこの映画の制作風景がメインストリームとして紹介されていたので、出来上がった作品は是非観たいと思っていました。 もちろんジャック・ニコ…

街角の昭和遺産 (河畑 悠)

いつも行く図書館の新着書籍の棚で目についたので手にとってみました。 「平成」から「令和」にかけて「昭和」をテーマにした本を読むというのもちょっと洒落ているようで、ひとり少々悦に入っています。 実体験として直接的に懐かしいものは少なかったです…

恒例 有田“日帰り”ツアー

有田の町(佐賀県)が気に入って、ここ数年、年に2回ほどのペースで“日帰り”で訪れています。 今回は、訪問先でいろいろなお話を伺う機会がありました。 ・有田陶磁美術館 : 必見の展示品やその背景 → https://www.arita.jp/spot/post.html ・旧田代家西洋…

人工知能に哲学を教えたら (岡本 裕一朗)

実際に人工知能に哲学を学習させた内容を紹介した本ではありません。 さまざまなケースの“思考実験”を取り上げて、その哲学的考え方を解説しているのが本旨で、人工知能はそういった哲学的思考を解説するための“補助線的な役割”を担っているといった立ち位置…

仕事に生かす地頭力 (細谷 功)

著者の細谷さんが勤める会社の社長にいただいたので読んでみました。 私も常々思っていることと重なるところも多く、私自身の頭の整理にも役立ちましたし、伝え方のヒントも得られました。 ただ、完全に“好み”の世界ですが、「先生と生徒の会話型」のスタイ…

一発屋芸人の不本意な日常 (山田ルイ53世)

いつも行く図書館の新刊書のコーナーで目についたので読んでみました。 こういった本はどう読んだらいいのでしょう。 著者のプライバシーを自虐的に切り売りしているようで、正直なところ、楽しくは読めませんでした。 一発屋芸人の不本意な日常 山田ルイ53世…

超常現象: 科学者たちの挑戦 (NHKスペシャル取材班)

NHKスペシャルで放送されたそうですが見逃してしまいました。 超常現象や超能力を最先端の現代科学で解明しようとしている科学者の研究にフォーカスした著作(番組)です。 現時点でも「量子力学」「量子論」とかでは “不可思議な現象” が扱われているのです…

大人のための恐竜教室 (真鍋 真・山田 五郎)

他聞に漏れず私も小学校の低学年のころは「恐竜」は大好きで、恐竜図鑑もよく見ていました。肉食恐竜・草食恐竜、陸の恐竜・海の恐竜・空の恐竜・・・。 あのころからかれこれ50年も経つと、ブロントサウルスは消え、ティラノサウルスの姿も変わり、イグアノ…

老人のライセンス (村松 友視)

図書館の新着書の棚で目についた本です。 最近の村松さんのエッセイ集ですが、「夕刊フジ」に連載されたものらしく、1話1話が一定のボリュームなのでサクサク読めます。 こういった「有名・無名の人との関わりやふれあい」を材料にした小文は、時折心温ま…

学問の発見 数学者が語る「考えること・学ぶこと」 (広中 平祐)

今から35年以上前に刊行された本ですが、今の若者に対するメッセージとしても十二分の価値がある内容です。 やはり、真に世界の中で道を極めてきた方の実体験に裏打ちされた思いは、時代を越え、ジャンルを越えて染み入ります。 しかも、広中氏が50歳ごろの…

宝くじで1億円当たった人の末路 (鈴木 信行)

この本も「タイトル」につられて手に取ると「?」を感じる一冊でしょう。 日経BP社からの発刊なので、実際の内容は “さもありなん” というものではあります。 “末路”というワーディングはある意味絶妙ですね。「行く末」→「そうなりがちな一般的傾向」を、そ…

半分生きて、半分死んでいる (養老 孟司)

養老先生の最近の本ということで読んでみましたが、ほとんどインパクトは感じられませんでした。 雑誌「Voice」に連載した時評コラムをまとめたものとのことなので、やはりそれなりの内容ということでしょう。 「バカの壁」以降(もしくは、「バカの壁…

不死身の特攻兵 (鴻上 尚史)

年に1冊は「戦争」関係の本を読もうと思っているのですが、この夏は読み損ねてしまいました。ようやく読んだのがこの本です。 奇跡的なタイミングで直接特攻兵佐々木友次さんご本人にインタビューができた貴重な記録です。 「必ず死んでこい」という上官の命…

「分かりやすい説明」の技術 (藤沢 晃治)

数か月までは、いろいろなイベントでちょっとしたプレゼンをする機会があったのですが、慣れてくると、どうも独りよがりで、そういった場をなめているような「明らかに良くない姿を晒してしまっている」という反省がありました。 ということで、少しでも初心…

グルメぎらい (柏井 壽)

失礼ながら深い内容がある書物ではありませんが、昨今の “総グルメ評論家” の有り様に疑問を呈している主張には首肯できるところが多々ありました。 人知れず落ち着いた佇まいのお店を見つけたいものですね。 ちなみに、自宅の近くには、ご夫婦でやっている…