OMOI-KOMI - 我流の作法 -

For Ordinary People

2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

知をみがく言葉 (レオナルド・ダ・ヴィンチ)

レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci 1452~1519)は、盛期ルネサンスを代表する芸術家でもあり科学者でもあった「万能の才人」です。 ダ・ヴィンチに関する本は、以前、「ダ・ヴィンチ天才の仕事―発明スケッチ32枚を完全復元」を読んだことがあり…

手塚治虫対談集‐続「虫られっ話」 (手塚 治虫)

1970年代から80年代にかけての手塚治虫氏の対談集です。 その相手は、小松左京・種村季弘・萩尾望都・鶴見俊輔・立川談志・牧美也子・巌谷国士そして息子さんの手塚真の各氏です。 対談の主な話題はやはり漫画論ですが、哲学者の鶴見俊輔氏や仏文学者の種村…

カンタベリー物語 (チョーサー)

世界史の教科書にも必ず登場する「カンタベリー物語」。 作者のチョーサー(Geoffrey Chaucer 1343?~1400)は中世イギリスを代表する詩人といわれています。 手元の百科事典をみても、 14世紀イギリスの詩人ジェフリー・チョーサーの傑作「カンタベリー物語…

スパイラル・アップ (トヨタの知識創造経営(大薗恵美・清水紀彦・竹内弘高)

トヨタの強さについては、最近出版された井上久男氏による「トヨタ 愚直なる人づくり‐知られざる究極の「強み」を探る」という本でも、「人づくり(人材育成)」の面が指摘されています。 本書でも、そういったマネジメントのソフトウェア面の指摘が数多くあ…

従業員の創造性 (トヨタの知識創造経営(大薗恵美・清水紀彦・竹内弘高)

著者たちは、本書のタイトル(邦名)にもあるように、トヨタを「知識創造経営」企業と位置づけています。 「知識創造」の根源的単位は従業員1人ひとりです。 その意味からトヨタは、従業員の創造性を最重要視しています。 その姿勢は、「顧客現地対応」に関…

問題解決のソフトウェア (トヨタの知識創造経営(大薗恵美・清水紀彦・竹内弘高)

著者たちは、本書で、トヨタの強みとしてプロセスのハードウェアの背景にある「ソフトウェア」に部分に着目しています。 その源の多くは創業期の経営者たちが抱いていていた「価値観」に遡ります。 (p120より引用) 合理的な手順を支える価値観や信念は実験…

トヨタの拡張力 (トヨタの知識創造経営(大薗恵美・清水紀彦・竹内弘高)

著者たちが指摘している2つのベクトルのうちのひとつが「拡張力」です。 これは、「不可能な目標」「実験主義」「現地顧客対応」という3つの力に特徴づけられます。 そのなかで、「実験主義」についての解説です。 (p98より引用) 実験は、正しいかどうか…

矛盾の経営 (トヨタの知識創造経営(大薗恵美・清水紀彦・竹内弘高)

本書は、「Extreme Toyota: Radical Contradictions That Drive Success at the World's Best Manufacturer」というタイトルで英文で出版されたものの邦訳版です。 内容としては、野中郁次郎・竹内弘高両氏が「知識創造企業」で示した視点からトヨタの強さの…

「批評」という文学 (考えるヒント(小林 秀雄))

「考えるヒント」からの最後のご紹介です。 小林秀雄氏を百科事典で引いてみると、こういう説明がありました。1929年(昭和4)の「様々な意匠」以来、「ドストエフスキイの生活」「私小説論」から「本居宣長」にいたるまで、小林秀雄は生涯にわたり文芸批評家…

福沢の言う「僥倖」 (考えるヒント(小林 秀雄))

「考えるヒント」から3つめのご紹介です。 今回は「福沢諭吉」からの引用です。 小林氏は、「福沢諭吉のすごさは、新学問の紹介にあったのではなく、新文明が流れ込む思想の変革期において、日本の思想家が強いられた特殊な意味合いを明確に理解していたこ…

秀雄の読書 (考えるヒント(小林 秀雄))

前回に続いて小林秀雄氏の「考えるヒント」からのご紹介です。 今回は、「プルターク英雄伝」の冒頭で語られている「読書」についてです。 (p111より引用) 相も変らぬ雑読漫読の習慣は、身について了ったが、読書の楽しみは変って来る。それも、その変り方…

考えること (考えるヒント(小林 秀雄))

「考えるヒント」。 私たちの世代では、非常に有名な本だと思います。この本に限らず、小林秀雄氏の著作は学生の必読書のひとつに挙げられていました。 今回読んだ本は、はるか昔、学生時代に買った文庫本です。最近のものに比較して活字が小さく、ページは…

人間の関係 (五木 寛之)

最近また、時々、五木寛之氏の本を手に取るようになりました。 このBlogでも、「新・風に吹かれて」「知の休日」「蓮如」等をご紹介しています。 今回の本「人間の関係」は、五木氏の最近の書き下ろしエッセイです。 その中の「格差社会にどう生きるか」の章…

人生越境ゲーム (私の履歴書) (青木 昌彦)

本書は、日本経済新聞連載の「私の履歴書」をベースに、青木氏による書評・対談等を加え、内容を充実させて出版されたものです。 現在、世界レベルで活躍されている経済学者青木昌彦氏の足跡を、興味深く辿ることができます。 以下に、いくつか私が関心をも…

懲りない失敗 (組織行動の「まずい!!」学(樋口晴彦))

本書では、JR西日本・三菱重工・日本航空・雪印・関西電力・JCO・NASA等々、数多くのトラブル事例が紹介されています。 それらの多くは「ほんのちょっとしたこと」が発端で、それが過信と惰性等により積み重ねられてクリティカルなプロセスに致命的な欠陥を…