OMOI-KOMI - 我流の作法 -

For Ordinary People

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

〔映画〕つむぐもの

偏見や介護といった重く大切な課題をプロットに取り込んだとても潔い作品だと思います。 大仰さはありません。むしろラストに向かった演出は物足りなさすら感じるほどです。でも、よかったですよ。 ともかくこの作品はキャスティングに尽きます。 ご自身に…

〔映画〕ミケランジェロの暗号

大作という部類ではありませんが、プロットもストーリーもなかなか面白く、細かなエピソードも効果的でよく出来た作品だと思います。 ラストも、途中から予想できた伏線をうまく回収していました。 ただ、ひとつ気になるところといえば、「ナチス統治下」を…

〔映画〕博士と狂人

世界的にも有名な英語辞典「オックスフォード英語辞典」の編纂経緯をモチーフにした作品です。 真実に基づく物語とのことですが、当時の世情も織り込んだ重厚な出来栄えだと思います。 ストーリー自体は「辞書編纂」の様子にとどまらず、多彩なエピソードが…

〔映画〕奥さまは魔女

アメリカのテレビの人気シリーズの映画化版です。 とはいえリメイクではなく、元のシリーズのモチーフを最大限に活かしたオリジナル作品なんですね。 上映時点での批評家たちの評価はかなり厳しいものだったようですが、私は結構楽しめました。こういった単…

海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること (田島 木綿子)

佐々木俊尚さんがtwitterで著者の田島木綿子さんを紹介していたので興味を持ちました。 田島さんは、国立科学博物館動物研究部研究員。海の哺乳類のストランディング(本来、海にいるべき生物が岸に打ち上がること)の実態調査や病理解剖に携わっています。…

〔映画〕ノウイング

ニコラス・ケイジ主演なので、予想どおりの典型的な「B級SF作品」でした。 ラストの顛末と過去のエピソードとの間に何らかの因果関係でもあれば、少しは物語としても楽しめるところがあるのですが、それもないので、完全に “唐突感満載”の出来になってしま…

〔映画〕ザ・インタープリター

2005年制作のアメリカのサスペンス映画です。 サスペンスの割には比較的淡々と物語は進んでいきますが、国連ビル内部でのロケも許可されたとのことで「絵的」には結構リアリティがあります。 物語が地味な分、ニコール・キッドマンとショーン・ペンというビ…

〔映画〕地獄の花園

久しぶりに力いっぱい “バカバカしい” 映画を観ました。 ギャグコミックが原作のようなテイストの作品ですが、オリジナルシナリオなんですね。 ともかく荒唐無稽・ナンセンス、でも下品さはありませんし、ここまで突き抜けると結構楽しめました。エンターテ…

〔映画〕ナラタージュ

マチズモを削り取れ (武田 砂鉄)

いつも利用している図書館の新着書リストの中で見つけて手に取った本です。 著者の武田砂鉄さんは以前から気になっていたライターさんなのですが、彼の著作を読むのは初めてです。 テーマは「マチズモ」。恥ずかしながら、私は初見の言葉でした。“男性優位…

〔映画〕ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

〔映画〕燃えよ剣

〔映画〕プリティ・イン・ニューヨーク

評価はあまり高くなかったのですが、本当にそのとおりの出来の作品だと思います。 幹となるストーリーが “なんとも情けない主人公の振る舞い” で、見ていても全く共感も感情移入もできません。原題の「You Stupid Man」は当たりです。 さらに、ラストも「そ…

〔映画〕SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁

思いがけず利他 (中島 岳志)

いつも聞いているピーター・バラカンさんのpodcastの番組にゲスト出演していたいとうせいこうさんが番組内で紹介していた著作です。 タイトルも含めちょっと気になったので手に取ってみました。 著者の中島岳志さんは東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教…

〔映画〕総理の夫

原田マハさんの小説が原作です。 映画化にあたってどの程度手が加わったのかは、原作を読んでいないので分からないのですが、単純にエンターテインメント作品としてはどうでしょう・・・、中谷美紀さんの好演はあったとしても、正直、出来栄えは今ひとつと…

〔映画〕朝が来る

辻村深月さん原作の小説を映画化した作品です。その前にテレビドラマにもなっているんですね。 物語のモチーフはなかなかに重いものなのですが、映画にしてみると、そのメッセージは今ひとつ響きませんでした。 何か物足りなかったのか・・・。二つの家族を…

〔映画〕ザ・ファブル 殺さない殺し屋

地上波での放送があったので録画しておきました。 前作(第1作目)と比較すると明らかにストーリーは劣化しましたね。敵役との因縁もとても雑な設定です。 主人公は、なかなか面白そうなキャラクタでシリーズ化の対象としては悪くないだけに、この出来は “…

〔映画〕オールド・ナイフ ~127便の真実~

AMAZON ORIGINALの作品です。 サスペンスタッチの物語です。比較的淡々とストーリーは進んでいくので、最後の結末をどう感じるかで評価は分かれますが、私は良かったと思います。 こういう素直なサスペンスは珍しくなりましたね。 クリス・パインとタンディ・…

〔映画〕ダークナイト ライジング

「バットマン ビギンズ」「ダークナイト」と観てくると、やはりここまで手を付けてしまいますね。 「ダークナイト・トリロジー(Dark Knight Trilogy)」の第3作品目、最終章となる作品です。 ただ、上映時間の長大さの割に、出来栄えはというと今ひとつと…

田舎はいやらしい 地域活性化は本当に必要か? (花房 尚作)

いつもの図書館の新着本リストの中で見つけた本です。 「セカンドライフに田舎暮らし」とか「古民家再生」とかの話題には興味を持っていたので、タイトルに反応して手に取ってみました。書かれている内容は、過疎地域での暮らしを踏まえた実態レポートといっ…

田舎はいやらしい 地域活性化は本当に必要か? (花房 尚作)

いつもの図書館の新着本リストの中で見つけた本です。 「セカンドライフに田舎暮らし」とか「古民家再生」とかの話題には興味を持っていたので、タイトルに反応して手に取ってみました。書かれている内容は、過疎地域での暮らしを踏まえた実態レポートといっ…

〔映画〕ダークナイト

先日、久しぶりに「バットマン ビギンズ」を観たので、やはり続編もという気分になりました。 この作品も何度も観ているはずなのですが、正直なところあまり覚えていませんでした。 ただ、それが幸いしましたね。中途半端な記憶がない分、素直に楽しめまし…

〔映画〕スパイダーマン:スパイダーバース

マーベル・コミックを原作とする「スパイダーマン」のCGアニメ映画です。 オリジナルシナリオのようですが、実写版へのオマージュシーンもあり完全に独立した位置づけではありません。 物語は、「異次元世界」という “アニメ” に相応しいモチーフで、それな…

〔映画〕バットマン ビギンズ

このところ観ている映画が今ひとつスカッとしないので、定番で口直しすることにしました。 もう観るのは何度目になるでしょう。バットマンシリーズの作品は数多くありますが、この2000年代に入っての作品は、比較的キャラクタが大人しいので観ていて不必要…

〔映画〕ブラック・ジャック 劇場版

久しぶりに観た「アニメ映画」です。 ブラック・ジャックは手塚治虫さんの人気キャラクタのひとつですが、本作品のストーリーには「手塚治虫」色はあまり感じられませんね。 とても中途半端な出来の作品だと思います。伝えたいメッセージもはっきりしません…

〔映画〕AWAKE

なかなか面白いプロットだと思ったのですが、モデルになったエピソードが実際に存在していたんですね。 映像作品としては、冗長なシーンも多く今ひとつの印象ですし、シナリオもこれといって惹き込まれるような深みも感じられません。 ただ、吉沢亮さん、若…

東大教授、若年性アルツハイマーになる (若井 克子)

いつも利用している図書館の新着書リストの中で見つけました。以前から気になっていた本なので、早速予約して読んでみました。 テーマは「近親者のアルツハイマー病発症」というとても厳しいものです。著者は発病者の奥様の若井克子さん。 若井晋さんが若年…

〔映画〕カジノ

マフィアが牛耳っていたころのラスベガスが舞台の作品です。 ロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシが演じるカジノでの “その方面の人” は、さすがの貫禄を感じますね。赤、青、緑・・・、あの派手なファッションがそれなりに似合うのは、ロバート・デ・ニー…

〔映画〕ベンジャミン・バトン 数奇な人生

かなり評判の高い作品です。 ともかくこの独創的なプロットがすべての礎で、それをうまい具合に数々のエピソードが包み込んでいますね。 センセーショナルなシーンや必要以上に煽るようなエピソードもなく、程よい起伏の物語に仕上げられています。よかった…